静岡県の三保半島に位置する注目の観光スポット、三保松原。
この場所は、約5〜7kmにわたり続く美しい松林が広がり、その風景は「富士山世界文化遺産」の一部として登録されています。さらに、ここは「日本三大松原」および「日本新三景」にも選ばれており、国内外から多くの人々に愛されています。
「三保松原」とは、日本三大松原の中でも特に魅力的な場所で、その景色はまるで浮世絵のよう。青い海、松林、そして富士山の雄大な姿が一体となった光景は、日本人なら一度は訪れてみたいと思うことでしょう。
駐車場からは「神の道」として知られる美しい松並木が続き、パワースポットである「御穂神社」も近くにあります。
「日本三大松原」とは、「三保松原(静岡県)」「虹の松原(佐賀県)」「気比の松原(福井県)」という3つの松原を総称したものです。これらは風を遮る防風林として植えられ、自然に自生したものでもあります。日本ならではの美しい景色として、多くの人々の心を和ませています。ちなみに、京都の「天橋立」は日本三大松原の一つではなく、「日本三景」として知られています。
かつて江戸時代に「日本三景」と称された場所がありましたが、大正時代に新たに「日本新三景」として選ばれた場所が登場しました。
今回訪れた三保松原(静岡県)はその一つであり、他には「耶馬渓(大分県)」と「大沼公園(北海道)」も新三景に選ばれました。
なお、江戸時代の「日本三景」には「松島(宮城県)」「天橋立(京都府)」「宮島(広島)」が含まれており、こちらに「天橋立」がありました。「天橋立」は日本三大松原ではなく、日本三景の一つでした。
今回は日光からの帰り道がかなり遠いため、「静岡県清水」に宿泊。
朝マズメのサーフ釣りを楽しむために「三保半島」に立ち寄り、そこで偶然「富士山」を発見しました。
そこでネットで調べ有名な「三保松原」が近くにあることを知り、急遽観光することにしました。
旅行前の事前リサーチが不足していたため、後悔した点をまとめてみたいと思います。
砂浜を歩くので、歩きやすい靴を用意しておくことをおすすめします。また、夏場の砂浜では日影がほとんどないため、撮影スポットまでの移動中に日傘を持っていくと安心です。
撮影の場所選びで失敗しました。
三保松原からすぐに海岸に行くことができるのですが、その場所からは「松原」と「富士山」しか写真を取ることができません。もし「海」も含めた写真を撮りたいのであれば、「三保の松原海岸ビュースポット」まで移動しましょう。
「松原」「富士山」「海」の写真を撮ることは三保松原からは難しいです。そのため、「三保の松原海岸ビュースポット」まで移動することをおすすめします。
富士山はいつも新幹線や高速道路の車窓から足早にしか見ていなかったのですが、今回は少し寄り道をすることで、美しい条件のもとでゆっくりと「松」「富士山」「青空」(「海」)を堪能できました。
やはり落ち着いてみる「富士山」は最高です。海風も気持ちよく、季節が良ければもっと長く滞在したいと感じました。
夏の富士山は赤土で覆われていましたが、雪が積もる季節に訪れると、さらに美しい景色だったと思います。冬に訪れることで、澄んだ空気の素晴らしい景色を楽しむことができるでしょう。
今回の車旅では、新東名自動車道を経由し、「名阪国道+西名阪自動車道」というルートを選びました。
往路の日光へのルートでは「西名阪自動車道」を通らないルートを選んでいましたが、実際にはほぼ同じ運転時間で到達できました。さらに、高速代金がかなり安くなるため、下記のルートがおすすめです。
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11:00 清水 出発
❶東名高速道路→❷新東名高速道路→❸伊勢湾岸自動車道→❹名阪国道→❺西名阪自動車道→❻近畿自動車道
15:00 大阪 到着
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また、このルートを通る際の車の移動費用は以下の通りです。
●高速代:7,320円※ETC利用(祝日深夜割引なし)
●軽油代:約3,800円(軽油価格:1リッターあたり155円、燃費:1リッターあたり15kmを基準に計算)
今回の旅で気づいたことは、「富士山」はさまざまな表情を持っているということです。
夏だからこその「赤富士」で、浮世絵の風景のような中に座している富士山は、いつもとは異なる神々しさを感じさせました。
また、次回の東京方面への旅行では、新たな視点から「富士山」を楽しみたいと思いました。